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※このSSは「シスタープリンセス」のパロディーです。「電撃G'sマガジン」か、「シスタープリンセス」のゲームをプレイされていないと意味不明だと思います。


衛と走る!


 
 ……ピピピッ、ピピピッ
 
 目覚ましの音が聞こえる。
 
 うーん。もう5分だけ寝させてくれ。
 
 俺は、手を伸ばして目覚ましのスイッチを切りベッドに潜り込む。
 あ…そういえば、今日は衛と朝、走る約束をしてたんだっけ。
 でも、もうちょっと寝てても大丈夫だよな。
 もう少し……もう少しだけ……グウ
 
 バタンッ
 パタパタパタ……
 
 ドアを開けて誰か入って来た。
 ん……衛かな…
 
 カシャアッ!
 
 耳障りな音とともに、視界が白くなる。
 
 白い、というか、痛い…
 
 というか…まぶしい…
 
 いやいやながら目を開けると、そこにはカーテンを開け放った衛………ではなく、
 
「きゃははは♪、やったー、兄チャマの寝顔をチェキしたデス」
 
 四葉がカメラを持って飛び跳ねている。
 ……さっきの『カシャアッ!』はカメラのフラッシュかよ………
「さっそく、現像しちゃうデス♪」
 はしゃぎながら部屋を出てゆく四葉。
 
 ……いったい何しに来たんだ?
 
「……あにぃ」
 振り向くと窓際に衛が。いまにも開けようとカーテンに手をかけたまま固まっている。
「おおっ! 衛、いつの間にっ!」
「さっきからいたよ……それなのにあにぃったら全然気がつかないんだから…」
「わるいっ! よしっ! 衛のために最初からやるぞ。じゃ、俺はもう一度寝るから」
「うんっ!………って、そこまで目が覚めてるんなら、ちゃんと起きなよっ!」
「ちぇっ、しょうがないな」
 俺は渋々起き出した。
 横で、衛が残念そうに呟く。
「あーあ、せっかく、部屋まで来てカーテンを開けて目覚めさせる幼馴染っていうのをやってみたかったのになー」
 ……どこかのゲームのやりすぎじゃないのか?
「……やっぱり語尾に『だよ』とか『もん』とかつけたりするのか?」
「うんっ! あにぃのことが心配だよもん……って違ーーーーうっっっ!!」
「結構のってたようだが」
「うー……、と、とにかく、ほら、はやく着替えてっ!」
「よし、わかったっ!」
「って、きゃあっ! ボクが出て行く前に脱がないでよっ!」
「そうか? 衛がずっと立ってるから、俺はまた着替えシーンでも覗いて行くのかと思ったぞ」
「そんなわけないでしょ! まったく非常識だよ!」
 腰に手を当てて、口を尖らせる衛。
 
 ガチャッッ!!
 
「なになになに! 兄チャマの着替えシーン? チェキするチャ〜ンスッ!!」
 
 なんの脈絡もなくカメラを持って再登場する四葉。
 
 むんず。
 
 俺は猫を持ち上げる要領で、四葉の後ろの襟首を掴んで持ち上げて、そのまま衛に渡す。
「……すまないが、部屋を出るとき、これも一緒に持って行ってくれ」
「わかったよ。じゃあ、うんと遠くに捨ててくるからね♪」
「じゃあ、たのんだぞ」
 
 パタン。
 
 衛(+四葉)退場。
「……四葉は負けないデスよ。絶対兄チャマをチェキしちゃうんだからぁ!……」
 声が遠ざかっていく。
 
 ふう。
 
 数分後、俺はジョギングウェアに着替えて玄関先に出た。
「遅いぞあにぃ! ボク待ちくたびれちゃったぞ!」
 既に準備運動を終えた衛が手を振る。
「わるいわるい。ちょっと手間取っちゃって……で、今日はどれぐらい走るんだい?」
 衛は首を傾げて思案する。
「んーとねぇ………50キロぐらい☆」
 
 ポカッ
 
「いた〜い。叩くなんてひどいよ〜」
 頭をおさえる衛。
「アホかっ! 死んでしまうわっっ!!!」
「えー、でも、ある資料によると、朝のジョギングは50キロってあったのに」
「……もしかして、途中でジュースを飲んで、飲みかけで俺に渡して、『残りはあげるよ』とか言うつもりじゃなかっただろうな?」
「うんっ! よくわかったね」
「……捨ててしまえ! そんな資料」
「うー……」
 衛が不満そうな声をあげる。
 
 たったかたったか……
 
 しばらく走ると海辺に出る。
「わぁ、朝の海って気持ちがいいね」
 衛が深呼吸する。
「そうだな。夕陽が沈む海もいいが、朝の人気がいない涼しげな海もまた格別だな」
「だよねぇー」
 
 とんとんとん
 
 階段を降りて砂浜に出る。
 昼間は熱い砂も、朝はまだヒンヤリとしている。
「砂浜といったら、やっぱりビーチバレーだよね。ボク、バレーも得意なんだよ!」
 衛がまだ水気を含んだ砂をキュッキュッと楽しそうに踏む。
 
 ビーチバレーか……
 
 鞠絵……
 
『ほーらっ、兄上様のところへ飛んでけーっ♪』
『……海に来たって全然大丈夫なんですからぁっ』
『わたくし……とっても楽しみにしてたのよ、兄上様と海に来るの』
 
 …鞠絵……あのころはあんなに砂浜で元気に遊ぶことができたのに……
 
「兄上様のところへ飛んでけーっ♪」
 ヒューーーー………
 
 ん?
 上から何かが降ってくる気配に顔を上げると……
 
 ボ、ボーリングの玉!?
 
 ドガッッッ!!!
 
 俺は脳天を直撃されてぶっ倒れる。
 
「あらっ!? 兄上様ごめんなさ〜い♪ わたくしちょっと手が滑っちゃったみたいで。おほほほほほ」
 やっとのことで顔を上げると、堤防の歩道にミカエルをつれた鞠絵がわざとらしく微笑んでいる。
「ま、鞠絵……」
「まあ、衛ちゃんと仲がいいみたいね。昔、わたくしと海に行ってくださるって約束してたのに…… それじゃ、わたくしはミカエルの散歩の続きを…」
 そう言って、ミカエルをつれて去っていく鞠絵。
 
 ……訂正。鞠絵は今も元気そうだ。
 
「あにぃ、大丈夫?」
 衛が駆け寄ってくる。
「は、ははは……俺は丈夫なのが取り柄だから」
「うんっ。ボクもあにぃだからきっと全然平気だと思ってたよっ!」
 俺ってどんなふうに思われてるんだ……
 衛はにっこり笑って続けた。
「でも、鞠絵も今日は調子良さそうだね。ちょっと重いものも持てるようになったんだ」
 ちょっと!? ボーリングの玉がちょっとかーーーーっっ!!!
 
 しばらく海沿いを走っていくと神社が見えてくる。
 参道の階段の下まで来ると衛が急に俺の方を振り返った。
「よーし、あにぃ。上まで競争だよ!」
 そう言うと、衛はさっそく階段を上り始める。
 
 たんたんたんたん……
 
 速い速い。あっという間に半分近くまで上っていく。
「ほーら、あにぃ。置いてちゃうぞ!」
 衛は俺に向かって手を振って余裕を見せる。
「ふふん。これぐらいはハンデさ」
 さーあ、俺の実力を見せてやるぞ!
 
 だかだかだかだか!
 
「わっ!? あにぃ速いっ!」
 ふふふ、衛のやつ俺の速さにビックリしてるな。
 さあ、このまま衛を一気に抜き去るぜ!
 
 だかだかだかだかだかだかだか。
 パシャパシャパシャパシャパシャ。
 
 ん!? なんだこの『パシャ』って音は。
 横を見ると、全力で階段を駆け上る俺と同じスピードで、階段脇の藪の中を点滅する光が動いている。
 ……何だ?
 俺は立ち止まって藪の中に分け入って行った。
 
 ガサガサガサ……
 
 藪を分け入った俺がそこで見たものは!
 
 レール?
 トロッコ?
 
「ふっふっふ。これで兄チャマの走るフォームの分解写真がバッチリチェキできたデス。これも鈴凛ちゃんのおかげデス」
「まかせてよ。アニキに内緒で密かに設置したこのレールの上に乗せたトロッコを、この鈴凛モーターの力で引っ張れば、アニキの走るスピードに合わせて動かすくらいチョー楽勝よ」
「いっつも鈴凛ちゃんのメカには助けられマス」
「いいってことよ。それより四葉ちゃん。約束のアニキの生写真忘れないでね」
「だいじょ〜ぶ。ほら、着替えシーンから入浴シーンまでなんでもあるヨ」
「わっ、ほんと!? じゃあ、わたしはどれにしようかな……」
「……おまえら、何やってるんだ?」
 アルバムを開いて写真を熱心に物色してた四葉と鈴凛は、俺の声に驚いて顔を上げた。
 
「やっほー、兄チャマ!」
「……ハーイ、アニキ」
 笑顔が硬い。
 
「……何やってるんだ?」
 俺はもう一度同じセリフで繰り返す。
「もちろん。兄チャマの盗撮!」
 胸を張る四葉。
 ……エバって言うことか?
「えっ!? ほ、ほら、斜面におけるトロッコとモーターの力加減の実験っていうか〜 や、やだなあアニキ、怖い顔しちゃって」
 俺は無言でトロッコのストッパーを外す。
 
 ゴト、ガラガラガラーーーーーーッッッ!!!
 
「きゃあーーーーーーっっ!!」
「あ〜れ〜ーーーーーっっ!!」
 
 あっという間に下の方に落ちていくトロッコ。
 
 さようなら、鈴凛、四葉。キミたちの死は無駄にしないよ……
 
「わたし、まだ死んでな〜〜〜〜〜〜〜いっ!」
「負けないチェキッッ!!」
 
 ………残念。二人とも無事のようだ。
 
 ガサガサガサ
 
 もう一度藪を掻き分けて階段まで出る。
 
「あれっ!? あにぃ、どこ行ってたの? ずいぶん探したんだよ」
 衛が辺りをキョロキョロ見回している。
「わりぃわりぃ、ちょっと野暮用でな」
「ふーん、そうなんだ。そういえばさっき叫び声が聞こえたような気がしたんだけど、あにぃ知らない?」
「おおかたワライカワセミの鳴き声だろ」
「そんなのこんなところにいる?」
「じゃあ、マントヒヒ」
「それ、もっといないと思うんだけど…」
 律儀に考え込む衛。
「さあ、神社のとこまで一気に行っちまおうぜ!」
 俺は衛の肩をポンとたたいた。
「うん!」
 衛は顔を上げてうれしそうに笑う。
 
「ふー、やっとついたぜ」
 やっとのことで社まで登ってきた俺は大きく息をついた。
「なんだぁ、だらしないぞ、あにぃ」
 みると衛は息一つ乱していない。
「しょうがないだろ、もうトシなんだから」
「トシトシって、あにぃ。ボクとそんなに違ってるわけじゃないじゃない」
 衛があきれたように声を上げる。
「いや、衛も俺のトシになればわかるぞ。一年毎に筋肉が、玉ねぎの皮をむくように剥がれて行くんだぞ」
「えっ!? そうなの!?」
 素直に驚く衛。
「……いや、マジにとられても困るんだが」
「あにぃ……」
 衛が冷たい視線で俺を見る。
 うっっ………
「さーあ、おみくじでも引きにいこうかなー、はは、あはは……」
 ヒュ〜〜………
 むなしい風があたりを通り過ぎていった…
 
「あにぃ、こっちこっち」
 社の脇の社務所の方で衛が手招きしている。
 この神社のおみくじは機械式ではなく、窓口の向こうから巫女さんが一つ一つ手渡ししてくれるらしい。
 ちょっと残念なのは、格子がかかっていて、巫女さんの顔までは見ることができないことだ。
 ………だいたいなあ、巫女さんってのは、朝のこんな時間は境内の掃除をしてたりするもんじゃないのかなぁ。
 そしたら、顔だって拝めるし、も、もしかして巫女の衣装にバッシュ履きで掃除っていう活発な巫女さんがいたりして……むふふ。
 
 ギューーーーーッッッ!!!
 
 頬がむちゃくちゃ痛い…
 
「……あにぃ、今なんかいやらしいこと考えてなかった?」
「いひへ、へんへん(いいえ、ぜんぜん)……」
「……そう? な〜んか顔がニヤついてたよ! どうせ、『巫女さん萌えーーーっ!!』とか思ってたんでしょ。」
 す、鋭い……
「はあ、まったくあにぃったら…… いいや、おみくじひこっ」
 やっと解放される。
 ふー、俺もおみくじを引くか。
 受付の巫女さんに二人分のお金を渡すと、無言で衛と俺に一つづつ渡してくれる。
 ……もうちょっと、愛想良くしてくれても良いのにな〜
 
 ゴソゴソゴソ……
 
『永久に大吉』
 
 と、でっかく書いてある。
 な、なんだこのおみくは……
 よく見ると、なんだか手造りっぽい。
 ………?
 え、えーと内容は…っと。
『健康運』『金運』『旅行運』などなど、全てにわたって最高のことが書いてある。
 そして、何よりも目についたのが『恋愛運』!!
『あなたはいま、最高のパートナーに巡り会える大きなチャンスです。あなたはこのチャンスを逃してはいけません。あなたの最高のパートナーとは……あなたのすぐ目の前にいる、日本古来の宗教に関係した服装をしている女性です!』
 こ、これは……
 ちらっと、さっきの窓口の巫女さんを見る。
 俺に向かって小さく手を振ってくれている……
 も、もしかして、OKってことなのかっっっ!!
 俺が窓口の巫女さんに駆け寄ろうと一歩踏み出した時……
 
「なにこれっ! ヒドイよ!」
 衛の叫び声が辺りに響き渡った。
 驚いて振り返ると、衛がさっきもらったおみくじを見た格好のまま固まっている。
 
「どうした! 衛」
 俺が驚いて衛に駆け寄ると、震える手で、今まで見ていたおみくじを俺に渡す。
「あ、あにぃ…これ、読んでみてよ…」
 なになに……
 
『最凶』
 
 まず目につくのはでっかく書いてあるその文字である。
 ご丁寧にもぶっといゴシック文字で書かれている。
 ……それはともかく『最』凶ってなんだよ……
 で、それぞれの運勢はというと……
『健康運…いつも健康そうにみえる運動好きな人ほどバッタリ逝くものです』
『金運…ジョギング中に財布を落とすでしょう』
『旅行運…年上の異性の人とは旅行に行ってはいけません』
 うーん、ひどいな… でも『最』凶だしな。
 そして、恋愛運……
『恋愛運…いけません! このままではあなたの恋は不幸に終ります。今あなたが好きな人は年上の和服が良く似合う女性に譲って、あなたは自分に相応なもっと年齢の低い恋人を探すべきです!』
 ……………
 ……なんだか、異常に具体的なんだけど……
 
「うわぁーーーーーーーん!」
 ついにこらえ切れずに衛が泣き出した。
「ぐすっ………やっぱり、ボクの恋って……実らないんだね……ボクは…あにぃには…ふさわしく…ないんだ……」
 俺は衛の肩を優しく抱いてやる。
「そんなことないぞ、衛。たかがおみくじじゃないか、気にするなよ」
「ぐすっ…そうだよね。こんなのに惑わされちゃって…はは、ボク、バカみたいだな」
 ようやく顔を上げて、無理に笑ってみせる衛。
 俺はそんな衛の涙を拭いてやる。
「ほらっ、涙は衛にはふさわしくないぞ」
「うん。あにぃ…」
 
「そんなことありませんわっ! おみくじは絶対なんですわっっ!!」
 
「だ、誰だっ!?」
 突然の声に俺達は辺りをキョロキョロ見回す。
 
 ガタッ
 
 社務所の中で、さっきの巫女さんが立ち上がった。
 そのまま横にある扉の方へ歩いていく。
 
 ガチャ
 
 扉を開けて、俺達の方へその姿を現した。
 
「は! 春歌姉っ!!!」
 
 衛が驚きの声をあげる。
 社務所の扉を開けて現れたのは巫女の衣装を着た春歌だった。
 ……ご丁寧に、抜き身の刀をぶら下げて……
 
「だめよ衛。おみくじは絶対よ…… そう、ワタクシが作ったおみくじ通りに、無理やりにでも未来を変えて見せるわ」
 そう言って、ニタリと笑う。
 
 こ、怖えーーーーーーーっっっ!!
 
 チャッ
 
 刀を構える春歌。
 
「衛…あなたを……殺します!」
 
 辺りの気温が3度ほど下がったような気がした。
 
 ブンッブンッブンッ!
 
 慌てて逃げ出す衛と、刀を振り回しながら追いかける春歌。
 
「ひょえ〜〜〜〜〜〜っっっ!!」
「待ちなさーーーーーいっっ!!」
 
 俺は呆然として眺めていた。
 
「お、お助け〜〜〜〜〜っっっ!!」
「ま、待ちな…さーーーいっ!」
 
 衛は辺りに植わっている木を上手く使って逃げ回っている。
 春歌は走りにくい服装だし、そのうえ刀を振り回してるので、だんだん息が上がってきた。
 
「ま、待ち…な…さい…って…いってる…でしょ……ハア、ハア」
 
 ついに俺の前まで来たところで、春歌はへたり込んでしまった。
 ちなみに衛は息も切らしてない。
 まあ、もともと基礎体力に差があったしな。
 
「春歌…」
 俺がためらいがちに声をかけると、春歌は振り返ってキッと睨んだ。
「ほっといてください! 兄君さまっ! どうせワタクシは自分の運命も変えることができないあわれな女なのですっ!」
 春歌はもう涙目になっている。
「もう、いいんです……ワタクシは所詮日陰者の身…どうか、兄君さまのお好きな方のところへお行きください…」
「春歌…」
 ポロポロ涙をこぼしながら、顔を伏せる春歌。
「でも、兄君さま…忘れないで……たとえ、兄君さまワタクシのことを何とも思ってなくても……ワタクシは、いつまでも兄君さまのことを…」
「春歌、そんなことはないぞ」
 俺は春歌を抱き起こす。
「えっ?」
 春歌は顔を上げた。
 

「だって、俺、巫女さん好きだから」
 

「へっ!?」
 驚いて泣き止む春歌。
 そして衛は……
 
「あにぃなんて、大っキライーーーーーーッッッ!!!」
 
 ドゲシッ!!!!
 ぐわっ!!
 
 衛の延髄切りが見事に俺の後頭部に炸裂した。
「さ、さすが衛……パワーがちがうぜ……」
 ゆっくりと崩れ落ちる俺。
「うわぁぁーーーーーーーーーんっっっっ!!!」
 衛が泣きながら走り去っていく。
「ああっ! 兄君さまの首がっ! 曲がってはいけない方向に思いっきりっっ!!」
 春歌の悲痛な声が響く。
 ……ああ、俺は明日の太陽が拝めるんだろうか……
 そんなことを考えながら、俺の意識は闇に落ちていった。
 
 〜おわり〜
 
あとがき
この話は衛のBD記念SSということでSPSSさんに投稿した話ですが、今回も、登場した妹のお兄さん達がみたら殺されそうな内容です。
しかも、相変わらずパロディがいっぱい出てきますし……
今回は5つぐらい出てくるんですが、元ネタが全部わかったら……エライッ! というか……わたしと同じくらいダメダメかも(笑)
 
2000年10月18日発表
2001年8月2日改訂

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