V.ダンディ フランス山人の歌による交響曲

指揮シャルル・ミュンシュ
独奏ピアノ:ニコル・アンリオ=シュバイツァー
演奏ボストン交響楽団
録音1958年3月24日
カップリングフランク 交響曲 他
発売RCA VICTOR
CD番号GD86805


このCDを聴いた感想です。


 この曲、フランス山人の歌による「交響曲」と題名がついていますが、実質はピアノ協奏曲のようなものです。構成も協奏曲に多い3楽章の形式です。

 曲の雰囲気は、いきなり頭からフランス風の明るさに溢れています。
 それでいて、アルプスの山のように雄大で素朴です。
 この雄大さは、ブルックナーの交響曲で感じられるような、山を直接表した雄大さではなく、山の上に立って下を見下ろし、麓に住む人々の広々とした暮らしを見ているような、動きがある雄大さです。
 感じとしては、サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付」の第2部の後半のオルガンがフルティッシモで和音を演奏した後、連弾のピアノが分散和音を弾く部分に似ています。
 また、フランクの影響も受けているようで、循環形式として同じメロディーが何遍も顔を出します。
 そうそう、そのメロディーはアルデーシュ地方(ていってもフランスのどこにあるのかはよくわかりませんが)で集めてきた民謡が基になっているそうです。

 演奏は、色彩感よりも、生き生きとした線の太い流れを重視しています。
 いかにもミュンシュらしく、テンポは速めですが、明るくスケールが大きな演奏です。

 曲の中では、トランペットが出番が多く目立つ働きをしています。
 楽譜を見たわけではないのですが、フランス物らしく、トランペットとコルネットが各2パートづつある編成なんでしょう。(2000/9/8)


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