P.I.チャイコフスキー 交響曲第6番ロ短調<悲愴>

指揮ウラディミール・ゴルシュマン
演奏ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音不明
販売VANGUARD
CD番号VECD 7501


このCDを聴いた感想です。


 まず、ゴルシュマンの解説を……
 ウラディミール・ゴルシュマンは1893年に生まれて1972年に亡くなったロシア系フランス人の指揮者です。
 この演奏ではウィーン国立歌劇場管弦楽団を指揮していますが、どちらかというと、アメリカでセントルイス交響楽団を戦中から戦後にかけて、育て上げたことで有名です。
 美男子だったこともあり、セントルイスではかなり人気があったらしいです。

 さて、演奏の方ですが、そもそもこの演奏、録音年月日が不明です。
 ステレオ録音であり、ゴルシュマンが活躍していた年代や、VANGUARDレーベルがウィーン国立歌劇場管弦楽団の録音をしていた時期から考えると、おそらく1950年代後半といったところでしょう。
 録音状態は、ステレオ初期によく見られる、左右の音が行き過ぎに感じるくらい分離されています。
 音は短く切り気味で、テンポは結構速めです。
 キレはいいんですが、スピード感がある演奏というわけではなく、一つ一つの音を手堅く置いていくような、落ち着いた演奏といったイメージを受けます。
 でも、録音の関係もあるかもしれませんが、金管を出すところでは、かなり前面に押し出しています。かなり、スカッとした感じで、いかにも都会的といった感じです。都会的といっても優雅さではなくスマートさですね。
 あんまりロシア的な泥臭さはありません。

 ちなみに演奏はウィーン国立歌劇場管弦楽団となっていますが、この時代の録音は、実はウィーン・フォルクスオパー管弦楽団の演奏ということも多いそうで、この演奏も、もしかしたらそうかもしれません。
 とりあえず、演奏を聴く限りは、オーケストラはあまり上手くないように聞こえますが、どうでしょうね。(1999/10/26)