L.v.ベートーヴェン 交響曲第2番 ニ長調

指揮ウィレム・メンゲルベルク
演奏アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音1940年4月21日
発売及び
CD番号
日本フォノグラム(PHILIPS)(PHCP-3084〜97)
Music&Arts(CD-1005)
ARCHIPEL(ARPCD 0192)


このCDを聴いた感想です。


 ベートーヴェンのチクルスの中の一曲です。
 偶数番台の交響曲ですが、男性的な面が強調されています。
 テンポ的にいじっている部分は少ないのですが、ティンパニーを中心にアタックがかなりキツめにかけられています。
 そのため、盛り上がり方はあまり自然ではなく、かなりメリハリがついて、角張った印象を受けます。
 まあ、メンゲルベルクのベートーヴェンは多かれ少なかれそういう傾向がありますが…
 しかし、そのお陰でキレは良く、速い楽章は颯爽とした感じがあります。
 また、第2楽章も、かなりメロディーを歌わせているのですが、重くならず、かえって風通しが良いぐらいです。
 ただ、その分色彩というかロマンティックな雰囲気はあまり感じられません。
 そして、第3楽章に入ると、なぜか遅めのテンポで重々しい演奏になります。
 この楽章はスケルツォですから、もっと軽快な感じがあっても良いように思えるのですが、アタックをつけた音を抜かず、重いまま通しています。
 速いテンポの第4楽章と対比させたかったのかとも思いましたが、第4楽章は第4楽章でけっこう劇的なのですが、はじめは遅いテンポで始まり、だんだん盛り上がるにつれてテンポを速くして行っているので、それも違うような気がしますし、ちょっと不思議な部分です。
 この時代の録音でバランスを言ってもあまり意味は無いかもしれませんが、比較的バスが強めに出ており、どっしりとした安定感のある演奏になっています。
 そのためか、男性的な印象とあいまってとっても健康的なベートーヴェンに聞こえます。(2000/1/14)


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