L.バーンスタイン 「キャンディード」序曲

指揮レナード・バーンスタイン
演奏ロサンジェルス・フィルハーモニック管弦楽団
録音1982年7月
カップリングガーシュイン 「ラプソディー・イン・ブルー」 他
発売Polydor(Grammophon)
CD番号427 806-2


このCDを聴いた感想です。


 この曲は、本来は同じタイトルの「キャンディード」というオペラ(で合ってたかな?)の序曲です。
 実を言いますと、わたしもこのオペラのことは良くは知りませんで、確か悲劇だったかと思います。(あやふや話で申し訳ないです)
 今では、この序曲のみが単独で演奏されることの方が多いのではないでしょうか。

 この序曲自体は、派手で、さらに軽妙な雰囲気で、悲劇的な本編をイメージさせるような要素は全くありません。
 また、演奏時間は4分30秒程度と短いのですが、曲の冒頭は金管とパーカッションのアタックで華やかに始まり、ホルンによる柔らかな中間部、木管や弦によるおどけた感じのフレーズと続き、最後にまた、金管が華やかに締めくくるという風に、非常に中味が濃い構成になっています。
 この金管とパーカッションによる冒頭部分は、以前書いた「ロデオ」とも共通するものがありますが、バッサリ切ったような爽快感があり、ヨーロッパ的な重厚さから完全に解放されています。
 わたしは、この部分を聴く度に、「これこそ、いかにもアメリカ!」という印象を受けます。
 どうやら、わたしの頭の中で摩天楼や重工業のイメージとつながっているみたいです(笑)

 ところで、わたしは、学生時代にこの曲を、演奏会のアンコールの候補として提案したことがあります。
 演奏時間とその派手さから、アンコールの曲にピッタリだと思ったからなんですが…
 結局、没になってしまったのですが、一番大きな理由は編成でした。
 確かに管楽器は3管編成と大きめなのですが、それぐらいは対処しようと思えばできなくはありません。
 では、どこが問題だったかといいますと…パーカッションでした。
 ほとんどは用意できる楽器だったんですが、ただ一つダメだったのが「テナードラム」です。
 うーん。そういえば他に使っている曲ってあんまり無いですよね。
 正式な曲目ならともかく、アンコールのために楽器を借りてくるのは予算上できない、
 ということで、あえなく落ちてしまいました。
 まあ、他にも弦楽器からもリズムが難しすぎる、という指摘もありましたが。

 ある意味、思い出の曲と言えるでしょう。(2000/4/7)


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