J.シベリウス 交響曲第2番ニ長調

指揮ユージン・オーマンディ
演奏フィラデルフィア管弦楽団
録音1972年4月
カップリングシベリウス 「トゥオネラの白鳥」 他
販売RCA
CD番号GD86528


このCDを聴いた感想です。


 う〜ん、とってもゴージャスって感じですね。
 質実剛健といった無骨さとは無縁です。
 かといって、軽薄なわけではありません。芯はあるのですが、それを剥き出しにしたりはせず、キチンとコーティングしてあります。
 そうですね。例えばケーキなんかで、綺麗にデコレートされたケーキが出てきて、うわぁ、甘そうだなー と思って食べてみたら、スポンジも手を抜かずしっかり作ってあり、しかも甘味を抑えてあり、食べても決して胸焼けをおこしたりしない……って感じですかね!?
 特にフォルテの部分での金管の華やかな音色は、北欧には似つかわしくないんでしょうが、聴いていてとてもスッキリします。
 これが、テンポを揺らしていたり、ダイナミクスの幅を取りすぎたりすると、毒々しい感じになるんでしょうが、オーマンディの真っ当な解釈が良い方向に現れていて、清々しいイメージを受けます。

 わたしは、オーマンディの演奏は、そんなに聴いたことがあるわけではないのですが、期待通りの演奏してくれる指揮者だと思いました。
 特に変わった解釈をしたり、人を驚かせるようなことをしたりはしませんが、決めて欲しいときには、バチッと決めてくれます。
 静かな部分は穏やかに、フォルテの部分は堂々と。しかもより豪華に。といった感じです。

 シベリウス自身は、オーマンディの演奏を高く評価していたらしいのですが、そうすると、この演奏は、作曲家の意図を最もよく反映している演奏っていうことでしょうね。(2000/7/28)