J.ブラームス 交響曲第1番 ハ短調

指揮ヘルベルト・フォン・カラヤン
演奏アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音1943年9月
カップリングモーツァルト 交響曲第35番
ヨハン・シュトラウス 「ジプシー男爵」序曲
発売GRAMMOFONO2000
CD番号AB 78663


このCDを聴いた感想です。


 カラヤン若い!
 思わずそう叫んでしまう演奏です。
 後年のレガートで押して行く演奏は、まだこの段階では見られず、音を短めに切って、テンポもちょっと動かしてたりして、スッキリはしていますが、決してスマートではない演奏です。
 では素朴かというとそういうわけではなく、なんとなくゴージャス感が滲み出ており、後年の片鱗が見られます。
 それはメロディーの歌わせ方に表れていて、ビブラートをたっぷり効かせて、イタリアオペラのようによく歌わせています。

 この録音は、カラヤンがコンセルトヘボウ管弦楽団を指揮した珍しい録音です。
 実は、コンセルトヘボウ(演奏会場の方です)のロビーにはメンゲルベルクらと並んでカラヤンの大きな肖像画がおいてあるのですが、わたしにはカラヤンとコンセルトヘボウがどうしても結びつきません。
 録音もこれ以外聴いたことがありませんし…
 どなたか、本当はカラヤンとコンセルトヘボウはこんなに深い結びつきがあったということをご存知の方がいらっしゃたら教えて頂けませんでしょうか?

 このCDはCEDARというリマスタリングを採用しているらしいのですが、録音はかなり良く、特に広がりを感じさせます。ただ、これはリマスタリングと指揮者に大きく影響される点ではありますが。
 録音された当時、メンゲルベルクは主にテレフンケンやフィリップスに録音していたので、それらとこのグラモフォンの録音を聞き比べると、録音の優劣ではないんですが、音色の違いに驚きます。グラモフォンの方はワンクッションおいた感じで、響きをより強調しているように聞こえます。(2000/1/3)


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