G.ファーナビー 舞曲集

エルガー・ハワース編曲版

演奏フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル
録音1975年5月
カップリングスザート「舞曲集」他
「P.J.B.E.ルネサンス名演集」の一部
発売ポリドール(LONDON)
CD番号F26L-20386


このCDを聴いた感想です。


 作曲者のファーナビーは1563年頃生まれで、1640年に亡くなっている、ルネサンス期のイギリスの作曲家の一人です。
 この舞曲集も、そもそもヴァージナルのために多数作曲されていた中から、このCDの演奏者でもあるエルガー・ハワースが6曲を選び出し、それを金管五重奏(トランペット2本、ホルン、トロンボーン、チューバ各1本)に編曲したものです。

 曲は、メロディーは美しく、さらに金管合奏用らしく華やかさを兼ね備えたものです。
 また、一曲あたりの時間は、短いもので一分以内、長いものでも1分40秒を超えるものはありません。
 特に、第3曲の「トーイ」と第6曲の「新しいサ・フー」はわたしの最も好きなアンサンブル曲の一つです。
 「トーイ」はホルンにたいへんカッコイイメロディがあり、一度は演奏してみたいと思っていました。
 「新しいサ・フー」はチューバの動きが楽しく、また、トランペットとホルンの速いパッセージでの掛け合いは、なかなか興奮させられます。

 演奏しているフィリップ・ジョーンズ・アンサンブルは、金管五重奏をメインで演奏してるわけではありませんが(標準的な編成はトランペット、トロンボーンが各4本、ホルンとチューバが各1本という変わった編成です)、1951年に結成し、1986年に解散した、金管アンサンブルの老舗とも言うべき団体です。
 メンバーも当時のロンドンの主要オーケストラのトッププレイヤーたちが集まっており、アラン・シヴィルやデニス・ウィックが加わったり、指揮者や編曲者としてジョン・エリオット・ガーディナーが参加したこともありました。

 この「舞曲集」は、わたしが高校の頃は「空想・おもちゃ・夢」というタイトルがついていました。
 いろんな曲調の曲が集まっていて、しかも一曲一曲は短くて可愛らしいというのを端的に表現し、さらにとても夢のある題名で、すごく惹かれました。
 CDの解説によると、その後使われなくなったようで、わたしは残念でたまりません。(2000/6/2)


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