F.シューベルト 交響曲第9番 ハ長調 <ザ・グレート>

指揮ウィレム・メンゲルベルク
演奏アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音1942年11月
発売及び
CD番号
HISTORY(205254-303)
BIDDULPH(WHL 039)
Refrain(PMCD-1)
TAHRA(TAH 231)
CANTUS(CACD5.00148)


このCDを聴いた感想です。


 メンゲルベルクのシューベルトは健康的な印象を受けます。
 <未完成>でさえも暗いイメージをあまり受けないのですが、この<グレイト>は曲調もあいまって、明るく伸びやかな雰囲気です。
 ただ、その分迫力という点ではちょっと少ないような感じですが、これはテンポの関係もあるかもしれません。
 テンポは基本的に速めで、大きく動かしたりといったことはほとんどしていません。そのため、前へ前へ進んで行く気持ちの良さが、とっても感じられます。
 そう、これはメンゲルベルクの演奏のキレの良さという特長が端的に出ている演奏だと思います。
 ただ、途中でアッチェルランドをかけたりしているのですが、気持ちばっかり先走って、上滑りしているようにきこえるのが残念です。

 ちなみに、メンゲルベルクの<グレイト>の演奏はPHILIPSに、これと全く同じ<未完成>とのカップリングでライブ録音がありますが、わたしが聴く限りでは、演奏、録音とも大きな違いは無いと思います。
 ただ、<未完成>については、PHILIPSの方は音が割れているので、こちらの方が良いと思います。(1999/12/3)