F.グローフェ 組曲「ミシシッピ」

指揮ハワード・ハンソン
演奏イーストマン=ロチェスター管弦楽団
録音1958年5月4・5日
カップリンググローフェ 組曲「グランド・キャニオン」 他
発売マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
CD番号PHCP-10315


このCDを聴いた感想です。


 この曲のタイトルの組曲「ミシシッピ」といわれて、クラシックに詳しい方以外で知っている方はまあいらっしゃらないと思います。
 しかし、実際に曲を聴くと、「ああ、あれで使われていた曲だ」と思い出す方も多いと思います。
 そう、実はこの曲、昔、日本テレビで放送していた「アメリカ横断ウルトラクイズ」(まだ続いていたかな?)で使われていた曲なのです。
 この組曲は4曲から構成されているのですが、この中の第2曲と第4曲が使われていたのです。
 さすがに昔過ぎて、どんな場面で使っていたかはうろ覚えですが、確かクイズで勝ち抜いたときに流れた音楽だったと思います。

 もちろん、作曲者はそんな場面で使われるとは夢にも想像しなかったので、タイトル通りミシシッピ河周辺にまつわる印象やエピソードをテーマに作曲されています。
 ちなみにこの曲、グローフェの最初期の作品だそうで、ガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」を編曲したのと同じ年の作曲です。
 組曲全体でも12〜13分の短い曲ですが、アメリカの南部らしい明るさと雄大さに溢れています。
 同じ雄大といっても、ロシアの荒涼とした寂しさや寒さは無く、あくまでも明るさと暖かさが基本です。
 また、金管、特にトランペットの活躍が目立ちます。もしかしたらビッグ・バンド風なのかもしれませんが(わたしがビッグ・バンドついて詳しくないので……)、ファンファーレのようなフレーズがたくさん出てきます。

 この曲は、最初そういう曲とは知らずに友人に聞かされたのですが、聞いた瞬間、ウルトラクイズを見なくなってからもう何年も経っていたというのに、一発でわかりました。
 やっぱり印象に残る曲だったのでしょう。
 改めて聴いてみると、第2曲と第4曲はもちろん、ウルトラクイズで使われなかった第1曲・第3曲もなかなかいい曲です。
 ただ、静かな曲なのでクイズには合わないでしょうが……(2000/8/5)


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