指揮 | ウラディミール・ゴルシュマン |
演奏 | セントルイス交響楽団 |
録音 | 1953年12月15日 |
カップリング | フランク 交響曲 |
発売 | EMI(Capitol) |
CD番号 | CDM 7243 5 66557 2 0 |
ゴルシュマンが長年率いてきたセントルイス交響楽団との演奏です。 指揮者自身はロシア系ですが、土臭さはあまり感じさせません。速めのテンポで音を短めに切り、かなりキレがいい演奏です。 といっても、攻撃的な感じはしませんで、バランス的にバスを強めに出しているせいかもしれませんが、落ち着いて感じられます。 特に素晴らしいのが第3楽章で、速めのテンポで、決して外面的な効果を狙ってはいませんが、迫力が感じられ、とても引き込まれます。 しかし、第4楽章では、テンポが速いのは悪くないのですが、全体的に軽く、音が強くなった部分の録音レベルが低く抑えられていることもあり、今一つ迫力に欠けるように感じました。 録音にしても、さすがモノラル末期だけあって、大変クリアで、各楽器間の分離も良いようです。ま、ちょっと分離が良すぎて一体感に欠けるというところもありますが… ゴルシュマンの略歴については、<悲愴>の項を参照してください。(1999/12/10) |