C.T.スミス フェスティバル・ヴァリエーションズ

指揮アーナルド・ゲイブリエル
演奏東京佼成ウィンドオーケストラ
録音1983年10月25・26日
カップリングヒンデミット 交響曲 他
発売佼成出版社 音楽出版室
CD番号KOCD3505


このCDを聴いた感想です。


 これはオーケストラの曲ではなく、吹奏楽の曲です。
 吹奏楽のオリジナル曲の中にも結構いい曲がいろいろあるのですが、吹奏楽をやったことがない方はあまり聴く機会がないかと思いますので、少しづつ紹介していきたいと考えています。
 最初に取り上げたこの曲は、比較的ポピュラーな曲です……少なくとも十数年前までは
 この曲は金管奏者、特にホルン奏者にとっては、一度は演奏してみたい反面、死ぬような目にあう曲です。
 作曲者本人が冗談半分にホルンのライバルだった(作曲者本人もホルン奏者でした)友人への仕返しのために書いた、と言っているほど難しくて、ハイトーンの上、体力の限界に挑戦させられるのです。
 でも、困ったことに、メインで出てくるファンファーレ風のメロディは派手で格好良く、中間部に出てくるソロはとても綺麗なため、とても魅力があるのです。
 特にこのファンファーレ風のメロディが曲者で、冒頭から何遍も出てくるのですが、メロディーの最後がハイEsというホルンにとってかなり高い音で終わっています。
 この音は、ベートーヴェンの交響曲第3番の第3楽章のトリオに出てくるホルンのメロディの最高音と同じ音です。
 一回吹くだけでもいいかげんつらいのに、曲を通して吹きっぱなしで体力を消耗したところに、最後にもう一度テーマが帰ってきます……しかも全音高くなって!
 それは、もう死んでくれと言われてるも同然の気になってきます。
 曲自体の長さは10分程度とそんなに長くないので、これで吹きっぱなしじゃなかったり、ハイトーンバリバリで無かったりすると大分違うんですが……って、それじゃ意味がなくなっちゃいますが(笑)(2000/6/16)


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