B.バルトーク 管弦楽のための協奏曲

指揮フリッツ・ライナー
演奏シカゴ交響楽団
録音1955年10月22日
カップリングバルトーク 弦楽器・打楽器・チェレスタのための音楽
販売BMGビクター
CD番号BVCC-5045


このCDを聴いた感想です。


 シカゴ交響楽団はライナーの頃から上手だったんだな〜ということを実感させてくれる演奏です。
 弦楽器などももちろん良く揃っているのですが、なんと言っても特筆すべきなのは金管楽器です。
 少し硬めですが、他ではなかなか感じることができない輝かしさが、この演奏からは感じられます。
 また、ピアノになっても細かなニュアンスが少しも失われず、こちらに伝わってきます。
 ライナーの演奏は、音を短めに切り、テンポをかなり速めにとり、ほとんど揺らしたりはしないのですが、ダイナミクスが微妙に調整されていて、現代的ではあるが、機械的ではない、味あい深い演奏になっています。

 わたしはライナーの演奏は好きな方ですが、その中でもこの演奏はかなり好きな方に入ります。
 実は、わたしはもともとこの「管弦楽のための協奏曲」はあまり好きではなかったのですが、この演奏を聴いて、「ああ、この曲はこんなにおもしろい曲だったんだなー」と初めてわかりました。
 それまで、この曲は正直言って「いろんな楽器がソロを取るけど、なんとなく機械的で退屈な曲」というイメージが強かったのですが、この演奏を聴いて、「こんなにいろいろな表情が表れる、ちょっと民族的なところがある聴きやすい曲」とイメージがガラリと変わりました。
 それを考えると、わたしが今は好きになれない曲でも、演奏によっては好きになれる可能性がまだたくさんあるっていうことですね(笑)(2000/3/4)


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